ブログ日本200名山

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失われた山―武甲山(1,304m)
武甲山は、秩父盆地の南に位置する、奥武蔵の最高峰にして日本200名山。
かつての標高は、1,336m。
「かつて」というのは、石灰岩の採掘で山頂を削り取られてしまったから。

ぼっちの地元の日本百名山伊吹山、300名山藤原岳、
石灰岩の名山が、姿を損なうのを目の当たりにしてるから、
武甲山にはなかなか足を運ぶ気になれずにいた。

とはいえ、いつかは行かねばの200名山。
秩父市の浦山口から登り、横瀬町に下りる周遊コースを計画。
愛車ハリヤー! に、ルイガノのMTBを乗せ、いざ!秩父へ。

狼211121まずは、下山口にMTBを置いておこうと、横瀬へ。
林道終点にあたる鳥居をくぐろうとしたら、4体の石像。
狛犬には見えない、肋骨が浮かぶ体に大きな口。
あ! 狼だ。

そういえば、昨秋行った大岳山にも、狼の石像が。
関東一帯に、狼信仰があったんだな。

武甲山紅葉211121石灰鉱山の間を抜け、大きく削り取られた武甲山の斜面から目をそらすようにして、浦山口に向かい登山開始。

荒川の支流沿いの林道に人影はなく、晩秋の清らかな空気がそこにある。
想像していたより、ずっと心和む山だなあ。。

よく手入れされた杉林の急登、広い尾根道をたどりながら(現在の)山頂に。

武甲山山頂211121金網の先は、いきなり採掘現場。
眺めているうちにも、サイレンが鳴って、発破で岩が崩されていく。

秩父盆地、そしてそれを取り巻く、上州、武州の山々の見晴らしばかりがいい。


武甲山の大杉211121横瀬までの下山道は、最短ルート、行き交う人も多い。
一町ごとに据えられた丁石が、信仰の跡を伝える。

よく手入れされた単調な杉林の中に、何本か、格段に大く、枝張りがワイルドな古木が。
特に大切にされてきた神木なのだろう。
原始の力を感じ、惚れ惚れ見上げる。

あっさり横瀬口に到着。
狼君と、MTBに再会。


武甲山旧姿211121MTBで、浦山口まで、向かう途中、「武甲山資料館」に寄り道。

モノクロ写真で、かつての姿を知る。
その甲冑を重ねたような姿は、日本武尊が東征の際、この山の姿を見て「勇者の肩を怒らせるが如し」と言ったとか、
自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説にふさわしい。

また、かつて山頂には、石灰岩の山らしく巨石の露岩があり、縄文時代から続く信仰遺跡などもあったらしい。
狼信仰は三峰神社との関わりもあるとか。ううむ。
武甲山の石灰は、関東大震災後の首都復興のセメントに使われた。
そして、身を削り秩父の人の生活の糧となってきた。
「自然破壊、嫌だな」なんてコメントでだけで済ませられない現実。。

失われたもの、今ある現実、頭が痛くなるくらいいろんなことを考えさせられた武甲山。
やっぱり名山なんだと思う。 

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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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