ブログ日本200名山

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小屋便り―きのこの季節です
10月9日。白砂山から下山した足で、小屋にやって来ています。

飯綱高原は茸狩りの季節。長野市内の人たちが、オフシーズンの別荘地を茸を探して歩いています。
ぼっちもやりたいけど、毒キノコじゃね。。
きのこ20051009今の時期、大座法師池畔の「飯綱ラーメン」は大はやり。
ここの大将がきのこ博士で、きのこ狩りのお客の収穫物をチェックして、きのこの名前や、食べられるかどうか指南してくれるのです。
きのこにビールで昼から盛り上がるおじさんたち、いい風景です。

      + + +

今日はお客さまがやって来ました。古いワイン仲間、Yさんご夫婦です。
戸隠にお連れし、中社門前の蕎麦の名店「うずら屋」にご案内しました。2時間待ちにはびっくりだけれど、その間に秋深まる奥社を散策。
空腹を抱え、今回は温かいきのこ蕎麦をいただきました。
この季節、温かい蕎麦もいいですねえ。

夜は地物の舞茸を入れた鍋でワイン三昧。


| 管理人 ぼっち | 山小屋便り | 01:25 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
飯縄山も秋です
10日、今日はYさんご夫婦を飯縄山(1,917m)にご案内。

今年3度目だけれど、夏の花たちは舞台を去り、紅葉が静かに始まっていました。

Yさんの奥様は登山ほぼ初めてだったけれど、何とか山頂に。
視界はきかないけれど、達成感は感じてもらえたよう。よかった。

飯縄山
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 01:52 | comments(3) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
山らしい山 ― 笈ヶ岳(1841.4m)  その2
4月30日(日) 早朝2:25起床。星の空に川の音。
手早く定番玉子雑炊で腹ごしらえし、3:15白山自然保護センターを出発。ライトを頼りに取り付き点となる野猿公園までの遊歩道をたどる。

ところが、大雪のせいか遊歩道はずたずた。一つ目のトンネルを越えたところで通行禁止のロープ。それを乗り越ししばらく沢に沿っていくと闇の中道が消えている。多分沢を渡渉するのだろうけれど、向こう岸の様子がつかめない。昨日下見をしておけば(反省)。おまけに雨までぱらつく。

4:45頃やっと夜が白みだし、雨も止んで、対岸に傾いた立て札を発見、スノーブリッジを渡り、何とか遊歩道らしいルートをたどることができた。
5:15野猿公園に到着。先発のパーティーが休憩所の軒下でテントを撤収中。

休憩所からスノーブリッジで沢を渡る。ここからがジライ谷。
雪が多いせいもあるんだろうけれど、本ルート中、谷から尾根への取り付き点が一番分かりにくかったし勘どころだと思う。赤い布が枝に下げられているのを慎重に確認し、尾根に取り付けば、後はそれなりに赤い布やトラロープが取り付けられているので、ルートをたどることができた。

取り付きから1,271mのポイントまでは、木の根やトラロープにすがりながらの急登。カタクリ岩ウチワなんかが花盛りだけど、目の隅っこでちょっと見るのが精一杯。

1,271mポイントからは残雪がしっかりある。細い稜線をたどったり、残雪を踏みしめたりの厳しい登りが続く。しかし尾根には立派なブナが、ゆったり腕を広げ、南には白山の連山が。
白山は遠望すると、女性的で控えめな山に見えるけれど、真正面に向かい合うと山頂の白さは異様なほど際だち、その大きさに驚いてしまう。

いったん中だるみした稜線は、冬瓜山(かもうりやま)へ直登するルートと西側を巻くコースに分かれる。さて、どちらにしようか。巻き道は雪崩が心配だし、直登コースはいかにも厳しそう。最近雪崩の事故が続いたので、とりあえず登りは稜線コースへ。

笈ヶ岳1804309:20 冬瓜山(かもうりやま)山頂まで何とか到着。笈ヶ岳が全容を現す。山頂は雪が飛ばされ黒い岩塊となって見え、その姿が「笈」に見えなくもない。
たかが、1,840m余りの山なのに、北アルプスの笠ヶ岳ほどの大きさを持っている。荒々しい造山活動と、深い雪があいまって、本当に山らしい山だなあと見ほれる。


スノーブリッジしかし、ぼんやりもしていられない。一番厳しいのはここからのナイフリッジ。毎年規模が変わるようだけれど、今年は約20メートルほどもあって、崩れそうな蟻の戸渡り状に続くので、念のためにザイルを出し、確保しあいながら行き過ぎる。ふう。。

後はなだらかな稜線沿いの道がシリタカ山まで続く。笈と白山の眺望がほしいまま。真っ白なピークからいったん下ると、巻き道と合流。
下山してくる白ヘルメットに長靴姿の地元の兄ちゃんに会う。「毎年この時期に来る。石川県にこんないい山があるのに地元の者があまり登らないのでもったいない」とのこと、本当にそう思う。

稜線の全容が目の当たりになり、今日この山に取り付いているほぼ全パーティーが蟻のように眺められる。野猿公園で一緒になった5人のパーティー、3人の高齢者パーティー、2名のパーティー、そして単独行が地元の兄ちゃんを含め5名か。1年のピークともいえるこの時期でこのくらい。

ピークまでの最後の登りも厳しい。3か所くらい胸を突くような雪付きの斜面が壁になる。アイゼンを付けて一歩ずつピークに近付く。空が晴れ上がってきた。

山頂は雪が飛ばされ、標柱が一本。
足許に琺瑯(ほうろう)びきの容器が半ば土にうずもれて据えられており、蓋を取ると手帳が入っていた。めくってみると、1昨年の今日の日付で、同行のYさんの奥さんの名前を発見(Yさん談;「家内のほうが猛者です」)。その同じ日、Yさんは我々と同様、大笠山に立っていたのでした。
Yさんは「証拠」にと、奥さんの文字のあるメモを片手に記念撮影。

この時点で12:10。他のパーティーよりやや遅れ気味の我々は、このすばらしい山また山の世界を心に焼き付け急いで下山にかかる。帰路は巻き道コースを選択。
こちらの方が楽なんだろうけれど、足許まで小規模な「デブリ」(雪崩で落ちた雪の塊)が届いていて、嫌な感じ。頭上を見上げながら慎重に進む。

緊張感の連続に疲労も蓄積して、稜線に合流した頃はもうへろへろ。でも夕暮れも迫ってくるので、急がなくては。
日が傾き、雪が締まってきたのを幸いに、ぐいぐい下降。野猿公園が近付くあたりでは膝ががくがくし、一番危ない状態。

17:10何とか白山自然保護センターに到着。急いでテントを撤収。ゲートまでの車道も落石で気が抜けないので、暗くなる前にたどり着こうと、ひたすら歩く。
ゲートには18:45着。ふう。長い長い一日でした。

でも、これだけ山らしい山に登った充実感は久し振りのもの。
きっと記憶の大事な部分として生き続けることになると思います。
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
MAY DAY ― 山から帰る日
5月1日(月)。
昨日は、日が暮れて下山し、真夜中の国道158号線を岐阜県側に越えて、何とか蛭ヶ野にある同行のYさんの別荘にもぐりこんだのでした。

死んだように眠り、ログハウスの天窓からの明るい光で目覚める。
マメの潰れた脚を引きずりながらも、さっそくあたりを散歩してしまう。白山が遠く優しく見える。

スキー場に接して大規模に分譲された別荘地は、色んな人のいろんな思いがつまった建物が並んで、興味津々。別荘って、ロマンの世界であり、日常ではないから、ロマンだけではどうにもならなくなって、廃屋になったのも結構ある。どうやって運営していくかぼっちも小屋管理人として考えさせられてしまう。

ちなみに、Yさんの別荘は「REGAハウス」といいます。お子さん4人の頭文字を取ったもので別名「団結小屋」。稼働率はすごく高そう。

朝から、蕎麦を打ってもらったり、地下の空間を生かした電動工具を完備した作業スペースを見せてもらったり、先輩の小屋運営に刺激を受けました。

快晴の帰路は、自動車道は使わず、長良川沿いの国道156号線をのんびり。桜と新緑で昨日までの笈での緊張感がゆるゆる解けるひととき。
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
山旅のテーマ
ぼっちです。
カビが生えそうな雨ばっかりの9月も終わり、待ちに待った秋山のシーズンですね。

ぼっちも、来週の連休には、小屋仲間のYさんと、紅葉を求め、北の山をめざす予定。
もちろん、お待たせの日本200名山 \(^〜^)/ヤッタア
御神楽岳、会津朝日岳、そして荒川岳と、新潟県・福島県を股にかけてきます。

ところで、山旅には、テーマがほしいもの。
たまたま、車で回るのにいい足順だったっていうだけじゃつまらない。
この3つの山をつなぐものは?
しばし、地図とにらめっこ。

新潟・福島県境の山々って越後山脈と言ったり、会津山地と言ったり、地元の綱引きがあるみたい。
(会津山地の方は、どうも独立行政法人「緑資源機構」が新たに作った、区域名かも。。)
で、最近山と川は切り離せないものと感じているから、川に着目。
そうか、みんな只見川の流域だ。

豪雪地帯の山々を抱えた只見川は、水の豊かな地域として知られている。
なじみはないけれど、水にはぐくまれた森の紅葉は、良さそう。
「只見川流域に秋をたずねる山旅」かあ。
イメージがまとまってくると、よけいに楽しみ。

愛車ハリヤー!またがんばってくれたまえ。
| 管理人 ぼっち | ひとりごと | 20:58 | comments(0) | trackbacks(3) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
宮崎の山めぐり(その1) 尾鈴山
ぼっちです。
本州がまだ凍えているうちに、九州の日本200名山、
尾鈴山、大崩山、市房山をやってきました!
相方は、小屋仲間Yさん。

それにしても山も本州じゃ聞かない山ばかり。
どこにあるのかさえ、実はぼっちも知らなかった。
調べたら、みんな「あの」宮崎県にあるんだ。
東国原知事200314
3月14日夕刻 宮崎空港に到着。
おお! 東国原知事が、お出迎え。
レンタカー屋の店員は、もう半袖。

夜の国道を走り、たどり着いた高鍋町の海岸に面した宿は、うらぶれた感じ。
宮崎ってやっぱり、長い間不振だったんだなあ。
でも、広間では、地元ピープルが盛大に酒盛りしていて活気がある。
「どげんかせんといかん」 知事さんの元気が、県民にも感染したのかな。
夕飯は、目の前の海でご主人が採ってきたという、天然牡蠣(カキ)尽くしに地魚と思わぬ豪勢。


翌15日、西の国の遅い夜明けを待ちかねて、川沿いに尾鈴山登山口へ。
山すその集落を、鹿が4頭跳ねてった。
林道に車を止め、「正面登山口ルート」に入る。
すぐに汗が出て、半袖Tシャツに。
尾鈴山のヒメシャラ200315
照葉樹林の登山道沿いには、あちこちに赤松の大木。
しだいに赤銅色に幹を輝かすヒメシャラやツガの大木も混じりだす。
快晴なのに人の気配はまったくない。
九州の山には、5回ばかり来てるけれど、
植林や観光で人の手が入りすぎ、森の力が弱い印象。
でもこの場所には、日本の森の凛(りん)とした空気が。

約2時間で木の根元に祠の祀られた尾鈴神社。
そして山頂直下の展望所。
頭上は晴天、足元の里や海は、柔らかな朝靄に溺れてる。

尾鈴山稜線200315
尾鈴山山頂(1,405.2m)には9時到着。
ここはあまり視界がきかない。稜線を長崎尾(1,373.6m)に。
ブナや、高野槇(コウヤマキ)の木立に突き出た岩の上で一服。
名も知らない頂きが重なり合い、宮崎の山は相当深いや。


稜線を離れ、「林道登山口」から11時半にレンタカーに。
でも、尾鈴山探訪は終わっていない。
というのも、「尾鈴山瀑布群」として国の名勝に指定されたいくつもの滝が、この山の見所だから。
本当は「滝遡行ルート」を取ると、多くの滝に出会えるらしいが、
今回は、そのうち日本百名瀑に選ばれている、最大の矢研の滝(やとぎのたき)を見に行くことに。
矢研の滝200315
「矢研の滝駐車場」から歩き出すと、
通行止めになっていて、「この先の橋下にスズメバチの巣あり」とある。
まだ、蜂も活動期じゃないでしょうと進むと、2つ目の橋が落っこちてた。
こんな所で渡渉か、ストック車に置いてきちゃったし…なんてぶつくさ言ってたら、流れに足をズボリ。
渡りきった向こう岸には新しい取り付け道路。
早く言ってよ(T0T)

でも、林道奥の矢研の滝に出会ったとたん、雑念は消える。
春の光を浴びながら落ちる水、迫る岩肌、深い滝壺。
一定のスケールを超えた自然の光景は、恐れと憧れを同時に連れてくる。
ツツジの薄紫が、もう滝のまわりを飾ってた。
尾鈴大山神200315
キャンプ場まで戻ると、大きなモミの木を発見。
「尾鈴大山神」という「森の巨人100選」にも入った名木だそう。

来てみるまで、知らなかった、宮崎の山の深さ。
照葉樹林が多く、日本の原風景とも言える自然が残ってる。
これから巡る、さらに奥地の山々。楽しみになってきた。

[登山記録:日本200名山資料室へ←クリック!]
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 22:45 | comments(2) | trackbacks(2) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
南九州山めぐり(その1) ― 鹿児島到着! 
なかなか味わい深い 九州の日本200名山。
残るは、霧島連峰の高千穂峰と桜島。
どちらも鹿児島空港が起点。

霧島連峰の最高峰韓国岳には登ってるけど、霧雨の中約2時間の往復、「もっとも印象の薄い日本百名山」だった。せっかくだから、韓国から高千穂までの縦走はどうかな。

桜島は、標高373mの展望台まで車で行くだけ。これだけじゃねえ。

ええい!
こうなったら、残る日本百名山開門岳に、300名山の高隈山もおまけして、鹿児島の名山を全部登っちゃおう。

ということで、「南九州山めぐり」 いってみます!
心強い同行者は、おなじみ、小屋仲間のYさん。

4月9日、12時50分鹿児島空港に到着。
一軒目210409Yさん 「今日は、これからどうするの?」
ぼっち「まずは、鹿児島ラーメンで腹ごしらえ。それから、日本最大の巨木特別天然記念物の『蒲生の大クス』に会いに。」
Y   「ラーメンか、いいねえ。でも、やっぱり今回も巨木はついてくるんだねえ。」
ぼ  「そこは、ご容赦。」

ということで、鹿児島ラーメン一軒目は、姶良町サティの横の「一軒目」。
鹿児島は、ラーメンが独自の発達をした土地で、各店で個性を競っているのが特色とか。ここのは、魚介だしがきいたスープが売り物。
さっぱりうまかった。



蒲生の大クス210409買い出しを済ませ、次は蒲生(かもう)町の蒲生八幡神社へ。
巨木に近づく時は、いつもわくわく。

石段を登ると、出た!
樹高30m、根回り33.7m。怪物のようなその姿。

このお宮が保安4年(1123年)に豪族蒲生氏によって建立された時にはすでに大木だったとか。

体じゅうに、苔、草、シダ、小木を生やし、その迫力ったらない。


蒲生の大楠210409ちょうど新しい葉に衣がえする時期、輝くような緑が空を包む。

千年以上年を重ねた老木の、みずみずしい姿。

自然ってすごいねえ。


登山守210409立ち去りがたい心で、霧島に北上。
明日の縦走の起点、えびの高原と、終点の高千穂川原をチェック。
結構距離がありそう。

その後、霧島神宮に立ち寄り。
かつては、高千穂峰寄りにあったのが、度重なる噴火により、ここに位置を移したとか。
薩摩藩主 島津氏の崇敬もあつかったらしい。

おお! 社務所で登山守を発見!
さっそくゲット。
登山の無事を祈っておこう。


鹿児島第1夜は、湯之谷温泉。
湯治宿らしい木の湯船に硫黄の香り。
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 06:18 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
南九州山めぐり(その2) ― 霧島連峰モクモク縦走 
翌4月10日、南九州の夜明けは本州より遅い。
暗いうちに宿を出て、えびの高原の登山口へ。
いよいよ霧島連峰の縦走開始。

岩屑の積もる登山道をざくざく進むと、硫黄の臭い。
高度を上げていくと、韓国岳(からくにだけ)の巨大な火口がぱっくり。
火口の縁にあたる最高点1,700mの山頂に到着。
Yさんと今回最初の握手。

しばし立ち尽くす山頂。
足元に、火口湖の大浪池。
行く手には、獅子戸岳、噴煙をあげる新燃岳(しんもえだけ)、中岳、その遥か先に霞む日本200名山高千穂峰。
これはもう、火山博物館。

裾野を下りながら振り返ると、韓国岳は変哲もないもっこりした姿。
その頂きに荒々しい火口を抱いているなんて見えない。
やっぱり山は、登って、眺めて、やっと分かるもんだなあ。。
モクモク210410
獅子戸岳を経て、煙をモクモク出している新燃岳に登りかかる。

その名のとおり1991年(平成3年)にも爆発があって、2004年まで登山禁止だった活火山。

新燃岳火口210410
直径750mの火口の縁をたどっていく縦走路に、強く吹き過ぎる風。
ガレ場を干からびたような背の低いミヤマキリシマが覆ってる。
宇宙の一部を黙々と旅している気分。

裾野を下りて上って中岳。
ようやく風も緩み、ミヤマキリシマの背も高くなる。
花芽が満開を迎えたら全山絶景のはず。

高千穂210410
ようやく高千穂峰山頂の雲がはがれて全容が。
標高こそ韓国岳の次だけれど、御鉢という火口の先にシャープに空をめざす山頂を持つその山容は、秀麗さにおいて際立っている。
神の降り立つ山との伝説の舞台にいかにもふさわしい。

天の逆矛210410
高千穂河原でいったん人間世界に戻り、茶店でうどん一杯。
そしていよいよ、神話の山、高千穂峰に登っていく。

御鉢を目指す赤い溶岩の登山道は急で、歩きにくい。
火口を覗き込み、馬の背で一息ついて、最後の急登。

ふう。
山頂には天の逆矛というものが突き立って、視界をさえぎるものはない。
黙々歩いてきた縦走路がながながと続きずっしりした充実感。

霧島縦走路210410
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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 06:18 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
南九州山めぐり(その3) ― 桜島噴煙高し 
高千穂峰山頂で会ったおじさんが言った。
「桜島から来たけど、昨日の爆発はすごかったなあ。」
我々これから、その桜島行くんですけど(汗)。
宿に電話したら「大丈夫です。」って言われたけど、大丈夫かなあ。。

レンタカーで南下する間も、ラジオでは昨日午後3時半の爆発で4,000mの噴煙が上ったとか、
鹿児島市内では降灰がひどいとかの情報が次々。
垂水市からの桜島210410
錦江湾に出る。
逆光のシルエットになった桜島は、肩のところから噴煙が。
大正の大噴火で大隈半島と陸続きになった部分を通って、島に入る。


桜島210410
道路には灰が積もり、木立や集落の屋根が真っ白。
最高点の湯之平展望所までは何とか車で入れそう。
Yさん曰く「登れもしない山を200名山なんかに入れちゃいけないね。」

でも、展望所から仰ぐ山肌は生きて荒ぶる山の大迫力。
桜島からの鹿児島210410

振り向けば、鹿児島に夕日が落ちるところ。

個人的には、登れない名山があってもいいと思いマス。

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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
南九州山めぐり(その4)―高隈山の照葉樹林を行く
鹿児島県には、桜島のある錦江湾を抱くように東に大隅半島、西に薩摩半島がある。
11日は、その大隅半島の背骨にあたる日本300名山高隈山へ。

実は、霧島連峰に「霧島」という山がないように、高隈山にも「高隈山」って山はない。
最高峰の大篦柄岳(オオノガラダケ:1,237m)、小篦柄岳、妻岳、御岳、平岳、横岳そして白山と続く連山を総称したもの。
江戸時代には山岳信仰の場として、旧暦の3月4月頃、七岳参詣が行われたという。
椿の登山道210411
垂水市の垂桜という集落の奥に続く林道から山に入る。
杉林を抜けると、照葉樹林の濃い緑に包まれる。さすが南の山だね。
ウラジロカシ、スダジイ、アオキ… そして足もとを覆うシダたち。
ウグイスの声がしきり。
火山じゃない山は、歩く者にやさしい。

稜線に上るまでは急登の連続。
椿が多くあって、登山道は赤い落花をたどっていくよう。

岩場で視界が開け、桜島の噴煙が。
海の青がぼんやり淡く、薩摩半島が見えないのは火山灰のせいかも。



杖捨祠210411急登が果てたあたり、杖捨祠という古い石の祠の前に、突き立てられた幾本もの杖。
ここからは笹の稜線道。シキミがクリーム色の花をつけている。

大箆柄岳山頂に到着。三角点にタッチし、Yさんと握手。


妻岳と平岳210411頂きは、視界が西に東に開け、七岳の連なりを見渡すことができる。
ここには祠もないけれど、かつては突き出した岩で、修験者が逆さ吊りの修行なんかをしたのかな…
なんて、春の光の下、のんびり想像。

さてさて、先にすすみますか。

大箆柄岳210411稜線から東に外れた小箆柄岳(1,149m)。
まあ、立ち寄らなくてもいいかなと、進みかけたら、「行っておこうか。」とYさん。
藪漕ぎしながら、山頂到着。ここにも小さな石の祠。

稜線から外れているだけに、大箆柄岳の全容が眺められた。
Yさんの一言のおかげデス。


全山縦走には10時間あまりかかるので、今回は、妻岳手前のスマン峠から猿ヶ城に下山。
そういえば、高隈山は、ブナの南限地だって聞いてきたけれど、目に入らず心残り。
ブナ林のような生え方じゃなくて、照葉樹林に紛れ込むような生え方だったのかな。
まだまだ足りないぞ観察力。
ウラジロの芽吹き210411
林道に降り立ち、ダム取水口のところから、再度山道をたどり、垂桜の登山道を目指す。このあたりからルートが明確じゃなくなる。
行ったり戻ったり、心細くなりながら、何とかYさんとテープを探し探したどっていくうち、ぽんとレンタカーを停めた駐車場に出る。ふう。
そういえば、山中では登山者にまったく出くわさなかった。

終わっちゃえば、藪漕ぎも、ルートファインディングも味わい深い。
そして何より、同行者のありがたみを感じましたデス。

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| 管理人 ぼっち | 日本300名山 | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
南九州山めぐり(その5)―南薩火山群を行く
南九州山めぐり、最後を締めくくるのは、日本百名山の開門岳。
高隈山下山後、桜島を経由、フェリーで薩摩半島側に渡り山川という漁港に泊まる。
指宿砂湯210412
途中、指宿温泉に立ち寄り。
ここの名物は、「世界唯一天然砂蒸し温泉」
今回は大潮の干潮の時間にあたり、波打ち際で、砂風呂を楽しむことができ、超ラッキー。
重く熱い砂に埋もれること20分。ゾンビのように這い出た時の、潮風の爽やかさったらない。

山川はカツオ漁で知られる、漁港。
くり屋という素泊まり3千円の旅館に泊まったけど、海が見えて、温泉もあって、併設の食堂でカツオやキビナゴの刺身も食べられて、なかなか。
やや鉄のぼっちとしては、「JR最南端の有人駅山川駅」のお向かいというのもポイント高かったデス。

西大山駅210412翌12日、夜明け前に、開門岳登山口に向かう。
おっと、「JR最南端の駅 西大山駅」に立ち寄らなくちゃ。
キャベツ畑の中の駅からは、すっきり立ち上がる開門岳の裾野と有明の月が。

開門岳登山口到着。
富士山より富士山らしい整った円錐形の山ゆえ、登山道が螺旋を描いていくのが特徴。
最初は、深くえぐれた溝のような道、平安時代前期(仁和元年:885年)の噴火が最後なので、照葉樹林帯がしっかり。

開門岳眺望2104125合目あたりから視界が開け始め、東にある長崎の鼻という岬、南に開けた海を眺めていける。
8合目には、仙人洞という修験者が泊まったという洞穴あり。
このあたりから岩が多くなり、9合目の梯子を上ってぽんと山頂に出る。
Yさんと今回最後の握手。

静かな山頂で、枕崎や坊津に続く長い海岸線を眺める。
開門岳は、坊津から船出した遣唐使の、そして第二次世界大戦では知覧にあった陸軍特攻基地の零戦の、目印にもなった。

沖縄には「唐旅」という言葉がある。
唐への困難な船旅の意から転じて、死出の旅の意味も持っている。
開門岳は、まさに「唐旅」に出る人の、心のよりどころになった山なのだろう。

なんて、しみじみしてたら、大人数のパーティーがわいわい到着。
さて、「お山の大将」を譲りましょうか。
鰻温泉210412下山後は、途中気になっていた、「鰻温泉」へ。
鰻池という静かな湖の畔にある、ひなびた共同浴場がナイス。
西南の役に先立つ時期に、西郷隆盛も逗留したそうな。
入湯料200円、温泉玉子5個150円。
おいしかったので、土産にしようとしたら、受付のおばさんが、「6分待ってね。」って。

共同浴場の外に、「スメ」という湯気の出る穴があって、ここで玉子を茹でるそう。
よく見ると、どの家からも、湯気が出ていて、各家にスメがあるらしい。
温泉ばかりじゃなくて、各家にスメまで持ってる鰻温泉、うらやましいぞ。

―と、南九州の山旅を振り返りながら調べると、
このあたり一帯は、南薩火山群と呼ばれ、
開門岳はむろん、山川湾も、鰻池も火山なのだという。

南九州山めぐりは、火山の力を体感する旅でもあったなあ。
| 管理人 ぼっち | 日本百名山 | 06:55 | comments(0) | trackbacks(2) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
6月の大坐小屋たより供 宗 ̄扮鵑硫搬欧里茲Δ
ぼっちの山仲間であり、小屋仲間であり、何より大事な人生の先輩であるYさんが、
仕事をリタイアされることになった。

大坐小屋のお客さま210613ご慰労会をしなくちゃねと、連絡しあって大坐小屋に集まった仲間たち。
ラガーマン Nabeちゃん。
中国研究家にして何冊も本を書かれてるAkoさん。
Yさん。
Nabeちゃんの奥さんスポーツウーマンの Kazさん。
小学1年生の カイトくん。
人見知りしちゃう ナナミちゃん。
(愛車ハリヤー!も後ろに。)
世代を越えて、こんな素敵なメンバーが集えたのも、Yさんのご人徳。

皆で会うのは5年ぶりくらい?
でも、再会したとたん、昨日の続きみたいに、会話が始まってる。
蕎麦職人210613
昼は、帽子に前掛けで、Yさんが蕎麦打ち師匠に変身。
石臼で挽いた黒姫の玄蕎麦を、手際よく打たれていく。
湯がいて、冷たい小屋の水できりっと冷やすと、
「うンま〜い」

ベランダに椅子を並べ、昼ビールしながらまったり積もる話。


おやき作り210613日が傾く頃、みんなでおやき作り。
野沢菜、切り干し大根、しめじ、豚葱味噌に、あんこ
作りも作った46個!

いろんな形が楽しいね。



バーベキュー210613
ベランダに七輪を出して、ソースに漬け込んだスペアリブをじゅうじゅう焼く。
「いい匂〜い」

持ち寄ったお土産なんかも食べながらビールに赤ワインに日本酒に…アレアレ

皆で、Yさんへの記念品に寄せ書きをし、小屋の夜はにぎやかに更けていく。

| 管理人 ぼっち | 山小屋便り | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
登山口まで1日半。。
9月の5連休に休みを1日くっつけて、みちのくの日本200名山 焼石岳、栗駒山、神室山、以東岳登山を計画。
同行は、毎度おなじみ小屋仲間のYさん。
長旅に備え、鍋から炊飯器まで持参。
通算走行キロ19万キロ越えの愛車ハリヤー! 今回も頼んだぞ。

前夜のうちに大坐小屋に入り、連休初日の19日、早朝2時30分出発で、上越・北陸・磐越自動車道をつないで首都圏の大渋滞を避けるもくろみ。

ところが、郡山JCTを越えたあたりで、25キロの事故渋滞に遭遇。
まあ、安達太良山とか、吾妻山が眺められるから気長にいかなくちゃ。
何とか渋滞を抜け、中尊寺あたりも混んでいそうだからと、手前の若柳金成I.C.で降りる。

ところが、幹線の国道4号線も渋滞。
仕方ないなあと県道に逃げ込み、しばらくは色づく田や森を縫って快調。
衣川骨寺村荘園遺跡など、みちのくの歴史を垣間見る遺跡にも遭遇。

地震の爪あと210919ところが(ばっかりだ!)、焼石岳に向かう山裾に差し掛かると、あちこちで崖崩れ。
昨年(2008年)6月の岩手・宮城内陸地震の爪あとは想像以上。
(5連休中も懸命に工事をされている皆さん、早い復旧をお祈りします。)


焼石館芋煮210919道を求めて、行きつ戻りつ、焼石岳のつぶ沼登山口にたどり着いたのは、午後2時過ぎ。

本当は、銀名水避難小屋まで入っておきたかったけど、断念。
登山口に近い焼石館というスキー場の宿泊施設にもぐりこむ。

みちのく登山の定番、芋煮をやりながら、ビール。
さあ、明日からは、山に入ろう。

| 管理人 ぼっち | ひとりごと | 06:39 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
みちのく ど真ん中 ― 神室山(1,365.2m)
神室山をめざしてがんばる、愛車ハリヤー!
子安温泉、こけしのふるさと木地山、泥湯、噴煙を上げる川原毛地獄、そして秋の宮温泉。

秋田県最南部の山里を縫い、川を渡り、山あいの村に入っていく。
黄金色に実る田が果てるあたり、鳥居をくぐると、杉林の中に神室山の登山口。

神室山急登210921西ノ又川沿いに遡行すると、秋田杉の美林はすぐにブナの森に変わる。
二つのつり橋を渡って一度渡渉すると、いよいよ「胸突き八丁坂」の急登。

たくましいブナたちに見下ろされながら、汗だくになり、ようやく視界が開けると「熊の昼寝場」。

神室山山頂210921さらに進むと、黄色く色づくイワイチョウや、リンドウの花の中に、「御田の神」のつつましい祠。
笹をかき分けながら、いよいよ最後の痩せ尾根にかじりつく。
霧の中から神室山の山頂が現れてくる。

三角点にタッチ。Yさんと今回2度目の握手。
握り飯を頬張っていると、霧が解け、360度の視界が得られ、みちのくのど真ん中に立ってる心地。

まず、目を釘付けにするのは、美しい裾野を引く鳥海山。
そして、南方には、なだらかなシルエットの月山と、背後に重なる朝日連峰。
月山のすぐ脇に頭を突き出した鋭い峰は、今回最後の目的地、以東岳かな。
東に目を移すと、霧に埋もれた風格ある頂きの栗駒山。

パノラマ尾根210921懐かしい山を見つけるとうれしい。
見知らぬ山を目のあたりにすると、もどかしくて、また憧れ。
そんな繰り返しばかりだなあ。

前神室山を経由するパノラマ尾根ルートをたどると、さらに鳥海山が迫る。

秋山縦走を惜しみ、ブナ林を惜しみ、何よりこの時を惜しみ、
切なくなりかけたら、今夜の宿、秋の宮温泉で作る、芋煮のことなんか考えてみる。


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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
みんな楽しい山 ― 栗駒山(1,627.4m)
栗駒山は、結婚直後連れ合いと行った懐かしの山であります。
赤いキャラバンシューズをプレゼント。
往復4時間くらいで、連れ合いにも楽しい山行だった(はず)。

次に、月山の念仏小屋コースに連れて行き、大雨直後の渡渉なんかさせなきゃ、ぼっちの登山人生は、また違ったものになっていた(かも)。

ま、そんなことを思い出す、20ウン年ぶりの栗駒山であります。

栗駒山湿原210922標高1,120mの登山基地、須川温泉の露天風呂脇から登り始め。
高台に出ると、名残が原の湿原の向こうに、栗駒山のゆったりした姿が。

賽の河原のような岩がごろごろした苔花平分岐を越え、昭和湖という、薄荷色の火口湖のところから、いよいよ本格的な登りが。


栗駒山錦秋210922紅葉はまさにピーク。
斜面全体が、五色に彩られゴージャス。
焼石岳の釈迦ざんげ、神室山の胸突き八丁のような急登もなく、Yさんとなごやかにモミジを愛でながら、登っていく。

天狗平と呼ばれる肩のところまで出ると、宮城県側の視界が。
広大な裾野全体が、錦秋の世界。


栗駒山下山道210922登り出してから山頂まではちょうど2時間。
温泉をベースに、ほとんど苦労もなく、湿原や湖、紅葉や展望をコンパクトに楽しめるなんて、お得。

しばらくして、ぞくぞく登山客も到着。
人ごみを避け、下山は少し遠回りの自然観察路コースへ退散。
こちらの、溺れるほどの紅葉もすばらしかった

栗駒山斜面210922地図で確かめると、山頂への道は9本もある。
皆に愛されている山なんだなあ。

他の東北の日本200名山より垢抜けしている。でも、その分自分の山って感じがしない…

ま、山はいろいろ。。
みんなの山も楽しくていい。
ウチの連れ合いでも楽しめた山って、やっぱり名山。
 

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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
登山基地 朝日屋

かつて世の中がもっとのんびりしていた頃、
登山といえば、その谷最奥の村にある宿なんかを、基地としたものだった。
(たとえば、深田久弥著「日本百名山」の巻機山の章に出てくる、清水の集落。)

マイカーで登山口に直行、が当たり前になった昨今、そんな宿もおおかたなくなってしまった。
しかし、どこから取り付くにしても山深い朝日連峰については、そんな前線基地のような宿が残されている。
連峰縦走の北の玄関口で、今回以東岳登山のベースとなる、朝日村最奥の大鳥集落にある朝日屋もそのひとつ。

朝日屋210922栗駒山を11時に下山、愛車ハリヤー!を走らせ、ようやくたどり着いのは、もう薄闇が迫る頃。

「釣り人 登山者の宿 旅館朝日屋」という看板を上げた宿の玄関には、壁じゅうに岩魚の魚拓。
岩魚210922

宿は、郵便や小包を扱い、遊漁証を販売、自販機や公衆電話もある。
道路状況の案内所や、観光案内所に指定され、もちろん釣り客や登山客の相談にも乗ってくれるから、朝日連峰前線基地の役割を今もしっかりと果たしている。

朝日屋夕食210922そして、今回唯一、人に作っていただいた夕食。
アケビの茸詰め揚げ、舞茸の天麩羅、食用菊「もってのほか」の胡桃あえ、もちろん岩魚の塩焼きなど、豪華版。

長い登山を終えたお客、明日に向けて情報収集にいそしむお客が、なごやかに情報交換するのも一興。

深田久弥は、朝日岳の章で次のように記している。
「大鳥池から大鳥川の下りは、道がなく、ヘソまで浸るような渡渉の連続で、もし途中で運よく岩魚釣に出会って案内を乞わなかったら、私たちの困難は数倍したことであろう。」

そんな時代に想いを馳せながらも、明日の以東岳登山に向けて、8時にはこてっと寝ちゃったYさんとぼっちでありました。

| 管理人 ぼっち | ひとりごと | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
幻の巨大魚伝説 ― 以東岳(1,771m)
以東岳(1,771m)は、朝日連峰北部きっての重鎮。
北からの縦走では、はじめて重畳する朝日の峰々を目の当たりにし、
南からの縦走では、最後に連山を振り返る、重要な山であります。
 
もうひとつこの山を特徴づけ、有名にしているのは、山頂直下にある大鳥池。
古くから女人禁制とされ、タキタロウという巨大魚が棲むという伝説のある神秘の湖。
ぼっちにとっては、釣り漫画の傑作「釣りキチ三平」の、「O池の滝太郎 幻の魚争奪戦」の舞台として、永年あこがれていた場所であります。

23日は朝から雨。
ペテガリ岳の大雨体験がトラウマになってるぼっちは、腰が引け気味。
当然って感じで雨合羽を着て準備されるYさんに引っ張られるように
しっかり踏まれた大鳥川沿いのルートたどり始め、やっと登山モードに。

吊橋を2度渡ると、川から離れ、登りに差し掛かる。
ブナや栃の大木の間を縫う登山道はゆったりして、歩荷道の風情。
ジグザグの道が果てる頃、木の間越しに鈍い銀の水面。
ああ、夢に見た大鳥池だ。

池畔のタキタロウ山荘をのぞくと、銀髪の管理人さん。
5連休働かれて、今日は下山の予定とか。
「明日は晴れるだろうから、山頂の以東小屋に泊まられたら」とおっしゃる。
晴れればそりゃ、素敵だろうなあ。
でも明日は長い帰り道。寝袋なんかをデポさせてもらい、身軽になって山頂を目指す。

大鳥池210923登りは、大鳥池からの直登コース。
取り付きまでが、急登で、稜線に出ると、花崗岩のルートが雨に洗われ深くえぐれている。
黄色くなった斜面の霧がほどけ、振り返ると、眼下に鳥が羽を広げたような大鳥池が。

今ひと登りと、がんばって、以東小屋に。
確かに、山頂直下なので、晴れれば壮大な夜明けが眺められそう。


大きくて古風な一等三角点にタッチ、Yさんと4度目の握手。
もし、単独行なら、今日この場所に立つことはなかったかも。
同行者はありがたいなあ。

以東岳全容210923下山は、大鳥池を囲むような東側の稜線コース。
こちらは、メインの銃走路なので、さすがに手入れがいい。
しかも、次第に雲が上がって、以東岳の全容が。
紅葉も、今がピーク。一番いい時に来たみたい。

タキタロウ小屋21092314時45分タキタロウ小屋に帰着。
無人となった大きな小屋に二人きりかなと少し心細くなっていたら、
魚釣りの、元気な三人組がやって来た。

大鳥池210924翌25日の朝は、静かに晴れ上がった。
湖水は、以東岳の影を映し鏡のよう。
幻の魚が棲むにふさわしい、大きさ、山深さ。

湖畔に今しばらく立ち尽くして、山頂を朝日が染めるのを見守りたいけれど、長い旅路が残っている。
5時50分、熊鈴を鳴らしながら、Yさんとまた歩荷道を降りていく。



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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
「岳」でも「山」でもない ― 山伏(ヤンブシ)
静岡市を流れる、安倍川。
その源流部の山々を、静岡の岳人は「安部奥」というらしい。
最高峰は、日本300名山「山伏(やんぶし)」(2,013.7m)。
山伏岳でも山伏山でもないのは どうして?

今回は、難峰大無間山の前哨戦として、最短の大笹峠からのコースを選択。
東北に引き続き、相棒はYさん。

大笹峠への登り口は、大井川最上流の村、井川。
静岡市街地から山道をうねうね2時間あまりの山里なのに、静岡市葵区。
ここが政令指定都市なのは どうして?
静岡市が井川ダムの税収を当て込んで合併したそうであります(Yさん談)。

それにしても不思議に、歴史の香りがする落ち着いたたたずまい。
こんな、大井川の最上流が早くから開けたのは どうして?

小河内という斜面に石積みして作られた集落を越え、峠を目指し、林道井川雨畑線をうねうね。
 雨畑は、山梨県早川町の県境の集落らしい。
すると井川を開いた人は、山を越えてやって来た甲斐の人かも。
その尖兵となったのは、山伏や、金山を探す山師だったのかなあ。
ああ、疑問ばっかり。もうちょっと勉強してくるんだった。反省。。

山伏登山道2110103連休中も、本州直撃の台風の後の道直しをしてくれるショベルカーに感謝しながら、大笹峠に到着。

少し雨がぱらついたので、合羽を着て、熊鈴だけ持って、よく踏まれた登山道に。
コメツガなどの針葉樹の間に、紅葉が始まってる。

山伏山頂21101020分で山頂到着。

笹原が開け、天気がよければ富士山も見えるらしい。
ここは心眼。。

一等三角点の傍に立つ山名の標識、
「山伏岳」の「岳」の字が、ご丁寧に削り取られておりました。

追記
下山して調べたら、 「大井川の小河内川から雨畑川へ越える峠を山伏峠と云い、土地の人はこの辺一帯を総称してヤンブシと呼んでいる。」そうであります。
(マウンテンガイドブックシリーズ23『安倍川流域の山と谷』 石間信夫著 朋文堂 1959年)

石間信夫氏は、安部奥を愛した静岡の岳人で、80歳で亡くなるまでに、4000日を費やし、2646回の山行で1621峰を登ったそう。
「樹林の山旅」で奥美濃の山々を紹介した森本次男氏のように、
各山域には、主とも先達ともいうべき岳人がいたんだなあ。。

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| 管理人 ぼっち | 日本300名山 | 17:25 | comments(2) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
歩くひたすら歩く―大無間山(2,329m) その1
南アルプスの光岳よりさらに深南部に位置する大無間山(ダイムゲンザン)。
その名は、「大無間地獄」のように、救いようのないくらい深い山っていう意味らしい。

猛者ばかりのぼっちの山の会のメンバーは、この難峰をすでに早い時期に制覇。
機会を逃してしまい、さてどうしたものかと思案してたら、
Yさんが、「もう1回行ってもいいよ」と慈愛のお言葉。

10日、山伏を下山。田代の集落からの登山口となる諏訪神社の鳥居をくぐる。
植林帯の登山道は、次第に登りはきつくなり、樹相は、伐採跡を残す針葉樹を中心とした二次林に。
「東北の山の後では、見劣りがするねえ」とYさんのコメント。

そりゃ、東北の名山に比べたら、そうかも。
でも、昨年行った和名倉山なんかと比べれば、ずいぶんまし。
尾根沿いに少し巨木が少し残されているし、伐採の年代が古くて、森は回復しつつあるよう。
なんて観察しているうちに、三角点のある小ピークに到着。
青いトタン張りの静岡市営小無間小屋がそこに。
小無間小屋211011
小屋の定員は、約10名。
今はない通信反射板の作業小屋を、市が譲り受けたものとか。

小無間小屋囲炉裏210110戸を開けると、煙のにおい。
先客が、囲炉裏に火を起こしておられた。

煙たいからって、テント泊とされたご夫婦の後にちゃっかり寝る場所を確保してひと安心。

結局泊まりは9名。
こんな山に来るだけあって、みなさん「一線を越えちゃった」風情。

火を起こしていた渋いおじさんは、無人小屋のある山をもっぱら巡っておられるそう。
東北の山も大好きだとかで、話が弾む。

「泥湯の奥の湯滝はいいねえ」
「高松岳の麓でしたっけ?」
なんて会話が成り立ってしまうなんて、ありえない。

無人の山小屋かあ、そんなテーマを持ってると「自分の山登り」って感じがしそう。

などと感じ入りつつ、明日の長丁場に備え、鳥のように17時に就寝。
| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 06:45 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
歩くひたすら歩く―大無間山(2,329m) その2
夜明け前に小無間小屋を発たれる皆さんを見送り、ほの明るくなるのを待って5時20分出発。
ルートの様相は昨日と一変。
鋸歯尾根といわれる、アップダウンの激しい痩せ尾根がいきなり始まる。
小無間への登り211011
展望がほとんどきかない胸を突くような樹林帯を登り詰めたかと思うと、また下り。
そんな夢に出そうな苦しい繰り返しが、無間地獄か。

何とか小無間山頂(2,149.6m)に到着。ここまでで2時間半。
「全体行程を考えれば、俺はここまでにしておくわ。行ってきてよ。」と、Yさん。
心苦しく思いつつも、先に進ませてもらう。
夫婦連れの、ご主人も、ここでリタイアされていた。

小無間を越えると、尾根の様相はまた変わり、幅広の密な針葉樹林帯となる。
楽といえば楽、だけど霧が出ると道を失いそう。
踏み跡を追い、木に付けられた目印のテープを追う。

大無間山211011いったん下り、登り直すと、唐松薙と呼ばれる大きな崩落地。
南向きに激しく崩れたガレ場のその先に、はじめて大無間山が遠く姿を現す。
(なんと、全行程でその姿を拝めるのは、このスポットだけだった。)

再び樹林帯に入ると、倒木が目立ちだす。
頼りにしてきた、目印のテープも、乱れがち。緊張感を持って進む。
中無間山通過、標高2,109m。あれ、さっきより下がってる。。


ヌタ場211011倒木の多い尾根はなおも続き、蝶ヶ岳のような二重山稜となる。
いったん、山稜の間の窪地をまたぐ。
ヌタ場には、獣の痕跡。
このあたり、人の少ない日(たぶん連休でもなければいつもだ!)に単独行で来たら、心細いだろうなあ。。

池口岳と光岳211011

ようやく、尾根が尾根らしくなり、踏み跡も確かになって、最後の登りに。
途中、今度は北に切り開かれた場所があり、南アルプスの主稜線が目の当たりに。
まずは、間近に、池口岳の双耳峰を確かめ、光岳を特定。

荒川三山211011その先に、聖岳から荒川三山まで遥かに続いている。
展望のほとんどきかない長い長い歩みの後だけに、神々しさもひとしお。

9時20分、大無間山頂(2,329.3m)に到着。
先発の方々とも再会。
それにしても、Yさんと握手できなかったのは、残念。。

下りは、さくさく、歩を進める。
唐松薙のところで、迷ったりしながら、12時35分小無間小屋に到着。
いやあ、長かった、長かった。
Yさんが三角点のあたりから、降りてこられる。

小屋にデポした荷物を背負い、下山。
下りは台風で落ちたどんぐりを拾ったり、山の思い出を語りあったり。
心は静かに満たされている。

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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
獣の匂いと秋の風―鷲ヶ岳(1,672m)

REGAハウス21110711月7日、8日の週末は、人生の先輩にして小屋仲間、YさんのREGAハウスをベースに奥美濃の山めぐり。

7日は、REGAハウスから歩いていける日本300名山鷲ヶ岳へ。

大日岳211107Yさんが途中まで下見しておいてくださったのは、地元民ルート。
「鷲ヶ岳スキー場」のゲレンデのトップまで登って、隣の「ホワイトピアたかす」のゲレンデを横切り笹原を抜けるコース。

下の白いカーブのところ、人口雪でもう滑ってる人がいる。
向かいは、日本200名山大日岳。
その右に白山が連なっている。



カモシカの足跡211107ゲレンデ内には、いくつもの獣の足跡。
これは、日本カモシカ。

笹の中に入ると、獣の匂いはさらに濃く、動線を残すように、帯になってあちこち残っている。

ツキノワグマの新しいフンもあり、どきどき。
鷲ヶ岳211107途中の展望スポット、一服平(1,450m)から眺める鷲ヶ岳。

今から860年ほど前、都から遣わされた藤原頼保が、このあたりで鷲を捕らえたことが山名の由来となったそうな。

しばらく進んで、山頂直下へ。
と、ここで、できたばかりの林道に出てしまう。
伐採された林、削られた斜面。
山頂まで、階段が付けられ、おまけに!砂利まで敷かれてる。
こういうありさまを目にすると、人間の愚かな部分がよく分かるなあ。。

まあ、文句いうだけ、山がかわいそう。
笹原の濃い獣の匂いと、小春日和の秋の風を、この山の記憶としておこう。

| 管理人 ぼっち | 日本300名山 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
白山クラシックルートを行く―銚子ヶ峰
REGAハウスにNabeちゃん一家も合流して芋煮会をした翌8日。
岐阜県の誇る巨木「石徹白(いとしろ)の大杉」を見に行こうかなと言ったら、
Yさんから、せっかくだから銚子ヶ峰まで登らない? とご提案。

地図で調べたら、銚子が峰は、大杉を起点として白山まで続く、「美濃禅定道」の取っ掛かりの山。
白山を開山した泰澄が開いた禅定道は、千年以上の歴史を持つ、憧れのクラシックルート。
その下見ができるなんて(有頂天)。

白山長滝神社から、難所桧峠を越えて、白山中居神社へ。
さらに、石徹白川を遡る。
このへんは、Yさんの岩魚釣りのゲレンデでもあるそう。

石徹白大杉211108林道終点に車を止め、熊鈴を付けて登山開始。
長い石段の上、推定樹齢1800年の石徹白の大杉とご対面。
泰澄もこの木を見上げたのかと思うと、時の旅の始まりのよう。

ブナ林の急登で尾根に取り付く。
みちのくの山ほどの巨木はないけれど、
落ち葉の散り敷くなんとも気持ちのいいルート。

泰澄の母が、登山を拒まれたと言う、おたけり坂、
かむろ杉雨宿りの岩屋など、伝説のスポット多数。
  

神鳩ノ宮211108神鳩避難小屋は、神鳩ノ宮の跡でもあるらしい。
中をのぞくと、ていねいに整備されていて、すがすがしい。
銚子が峰211108ブナ林がとぎれると、銚子ヶ峰(1,810.4m)が、真正面に。
笹原の斜面に、 いぶし銀のように輝くすっかり葉を落としたブナ。

母御石という大岩を越えると、別山(2,399.4m)が姿を現した。

別山211108銚子ヶ岳山頂から北に続く一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、そして別山。
いつか、あの場所をたどりたい―そんな憧れが生きる力になるなあ。。
立派な案内板を眺めながら確かめる、奥美濃の山々、御岳、乗鞍、北アルプス。
たぶんこの頂も、もうしばらくで雪に閉ざされるはず。
秋の終わりの好日、Yさんとゆったり過ごす、至福のひととき。


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ジャージー牛のふるさと ― 蒜山(1,202m)
日本百名山最大の空白地域、中国地方。
鳥取、島根、岡山、広島、山口の5県で、鳥取に大山(1,729m)があるきり。

200名山になって、やっと蒜山(1,202m:岡山・鳥取)と三瓶山(1,126m:島根)が登場。
ぼっちにとっても最大の登山空白地域に、連休小屋仲間Yさんと愛車奥地君でGO!

蒜山登山口220430中国道から米子道に入り、関西弁のさえまくる奥地君のナビで蒜山に到着。

蒜山は、上蒜山(1,202m)、中蒜山(1,123m)、下蒜山(1,100m)からなる火山連峰。

せっかくだから、縦走気分も味わいたいね!
と、中蒜山の塩釜の冷泉登山口に、MTB「ルイガノ号」をデポし、上蒜山登山口へ。

朝日に輝く牧草地から、登山開始。
上蒜山から中・下蒜山220430杉林を抜け、芽吹き前の木立を登高。
約2時間で上蒜山山頂に。

冬の姿のままのブナ林の向こうに、中蒜山、下蒜山と続く縦走路。
春の気配は、まだ足元のカタクリやイチリンソウの花にやってきたばかり。

でも、あと半月もすれば、波打つような新緑に埋めつくされるんでしょう(心眼)。。
蒜山全景220430かすかに雪も舞った中蒜山山頂を経由して、塩釜の冷泉に下山。
ここから、ルイガノ号で、サイクリングに切り替え。

裾野に広がる牧草地と、青い空。
この広大な空間を作りだしたのも、蒜山の火山の力なんだね。

蒜山ジャージー牛220430蒜山といったら、今では、高級スーパーにも並ぶ「蒜山ジャージー牛乳」が有名。
「ひるぜんジャージーランド」に立ち寄り、濃厚なソフトクリームを食べながらお勉強。

第二次大戦後、酪農振興のため導入されたジャージー牛。
ホルスタイン種にくらべて乳の量が少なく、色も黄色がかっていたため、次第に数も減少。
しかし、乳脂肪分などが豊富で、濃(こく)があるジャージー牛を、蒜山の農家はまじめに育て続け、ブランド化に成功。
このおいしさは、そんなご苦労の賜物なんだねえ。。

蒜山酪農家のみなさんに敬意を表し、牧草地広がる蒜山を見上げながら、瓶の上1cmくらいクリームがたまった牛乳も飲んじまったのでした。

今日から、放牧が始まったそうです。

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出雲神話の火の山―三瓶山(1,126.2m)
「古事記」と「風土記」の違いさえよく分かっていない、ぼっち。
今回の山行に備えて予習したら、風土記でほぼ全体が残っているのは、出雲だけで、
有名な「国引き神話」は、この「出雲風土記」に出てくるんだそうであります。
 
国引きした神様が、国を固定するのに使った杭が、石見と出雲の国境の佐比賣山(サヒメヤマ)と、伯耆の国の火神岳(ヒノカミノタケ)。
佐比賣山とは、三瓶山であり、火神岳とは、大山なんだとか。

おだやかで、いたって地味な、出雲、石見の山々を抜けると、
草原の上に空が広がり、三瓶山の火山らしい風景が。

三瓶山も、蒜山と同じように、男三瓶(1,126m)、女三瓶(957m)、子三瓶(961m)、孫三瓶(907m)からなる火山群で、室の内という火口を囲んで並んでいる。

定めの松220501最高峰男三瓶に取り付く登山口は「定めの松」。
石見銀山を経営した大久保長安が400年前に一里塚として植えた対の松の1本だそう。

ちなみに、「一里塚」を考案したのも大久保長安。
最初は武田家臣として甲斐の金山経営も行っていたとか、興味尽きない人物であります。


約2時間で、霧に包まれた最高峰男三瓶山頂に到着。
女三瓶に向かい始めると、霧が晴れ、冬枯れしたままのブナ林があらわれ、ついで山々の全容が目のあたりに。

女三瓶から眺める、ずっしりした量感の男三瓶、ついで笹原の子三瓶、そしてかわいい孫三瓶。
神話の中の家族のよう。

Yさん「やっぱり、男はこうでなければ。」
ぼっち「山ばかり行ってる我が家では、神話のようにはいってまセン。」

男子孫三瓶山220501

子三瓶山220501男・女・孫三瓶の山頂をめぐり下山。
登山口に待ってる愛車奥地君の所に戻るため、山麓をてくてく。

空は晴れ上がり、子三瓶の唐松の芽吹きが緑のグラデーションになって、見とれてしまいマシタ。


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島根でOFF

三瓶山を昼過ぎに下山。
翌2日の目的地大山に向けて、島根県をのんびり横断。

石見銀山220501Yさん「せっかく三瓶山の近くだから、世界遺産の石見銀山を見ておければ。」
ぼっち「はいはい、3月の家族旅行で下見済みデス。」

今は新緑に包まれた、赤い石見瓦の鉱山町。
境港からの大山220501Yさん「せっかく日本海側に来たから、魚が食いたいね。」
ぼ「はいはい、境港がいいかと。」

松江から、中の海北岸を経由して向かうと、港の向こうに、大山の雄姿。



境港の回転寿司220501ぼ「豪華海鮮丼の店も多いけど、漁港の傍だと回転寿司もなかなか。」
Yさん「ハタハタの寿司なんて、初めてだね。」

雲丹、水ダコ、鰯など新鮮な寿司を腹いっぱい食べて、1人前970円。


皆生温泉220501



大山山麓でテントを張ろうかと思っていたけれど、寒そうなので、皆生温泉の外れにある漁港の小公園にこっそり設営。
日本海に沈む陽を眺め、漁船の音を聞きながら、こてっと就寝。

ぼ「ホームレスもなかなかいいかと。」

| 管理人 ぼっち | ひとりごと | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
幸せな展望台―守屋山(1,650.3m)
5月第3週末は、昨年雨に涙を呑んだ妙義山に再チャレンジ。
メンバーは、昨年同様、ネパール遠征帰りのKさん1600余山踏破のHさん、おなじみ小屋仲間のYさん(結束固いね。)

15日は、ウォーミングアップで、Yさんとぼっちにとって未踏の信州百名山守屋山へ。
(Kさん、Hさんは、とっくに信州百名山完登デス。)

守屋山の位置するのは、諏訪と伊那の境。
諏訪の衆は、諏訪大社のご神体だといい、
伊那の衆は、蘇我氏に滅ぼされた物部守屋を祀る守屋神社の奥宮だという、
信州ならではの地元愛がぶつかり合ってる山であります。

4月にはザゼンソウが咲く杖突峠の登山口から出発。
唐松の芽吹く木立を、1時間ほどで、東峰山頂(1,631m)にラクラク到着。
でも! この山頂からの展望がなんともすごかった。
守屋山から南アルプス220515南を見れば、赤石山脈(南アルプス)が甲斐駒ヶ岳から光岳までの全容が。

甲斐駒、北岳、仙丈岳の個性あふれる雄姿には、ホレちゃうね。
守屋山から北アルプス220515北には、乗鞍岳から白馬三山まで飛騨山脈(北アルプス)の全容。

全部収めるため画像が小さくなっちまいました。
手前は諏訪湖。

守屋山から中央アルプス220515その中間に、木曽山脈(中央アルプス)の全容。

東には、八ヶ岳連峰と浅間山の噴煙。
守屋山西峰220515最高点の西峰(1,650.3m:画像→)まで足を伸ばしたら、隠れていた御嶽もばっちり。

Hさん「富士山と、立山以外の3,000m峰がほぼ全部見えるね。」
ぼっち「こんなお手軽に、こんなものすごいパノラマを拝んでいいんでしょうか。」
年に数えるくらいしかないはずの、大気の澄んだ日に恵まれ、
ベテランKさん、Hさんも、初心で感動しておられた、そんな幸福な展望の山でありました。

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| 管理人 ぼっち | 信州百名山 | 20:57 | comments(2) | trackbacks(1) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
5月の大坐小屋たより―冬の後片付け
 守屋山を10時過ぎに下山。
翌16日早朝、妙義山登山口に立つため、買い出しをして大坐小屋へ。
姨捨から飯縄山220515姨捨S.A.に寄ったら、善光寺平の向こうに飯縄山から残雪の高妻山まで、いつになくよく見えマシタ。
5月の小屋220515大坐小屋に到着。
前回3月に来た時は、まだ雪の中だった飯綱高原も、ようやく芽吹きの季節。
小屋のできた2004年に植えたブナの幼木も、元気に春を迎えていた。

が! 小屋の床下を覗き込んで、おやおや。
地下室が、水浸し。
雪解けの水がコンクリートの割れ目から進入したみたい。
大先輩にお手伝いいただいて、バケツで、50杯以上汲み出し。(感謝です。)

戸隠竹細工店220515約2時間で作業を完了。
「背負い籠がほしいな」とのYさんのご希望で、戸隠の「井上竹細工店」まで足を伸ばす。

戸隠の竹細工は、主に地元の「根曲がり竹」を使っている。
細工は大変だけど、雪に耐えてきた竹は、丈夫で長持ち。ぼっちも愛用。

山菜を入れる大きな籠は、真竹製。
背負い紐を取り付けてもらい、ご満悦のYさん。

小屋に戻り、ベランダで山ウドなどの天麩羅をやりながらビール。
明日に備えて、先輩方には早々にお休み。

ぼっちは、夜なべ仕事に、野沢菜の樽を洗い、
残った古漬けを水出し後油炒めして、醤油や砂糖で味付けした瓶詰めを製作。
(家族には、新漬けより好評だったりして。)

やっと、冬の後片付けが完了。
| 管理人 ぼっち | 山小屋便り | 05:05 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
日本200名山完登 ― 乾徳山(2,031m)
11月13日、日本200名山のフィナーレ、乾徳山へ。
同行メンバーは、Koさん、Yさん、Konちゃん。

笛吹川をさかのぼり、今は牛もいない大平高原牧場から登山開始。
落葉した登山道をジグザグに登り、堂満尾根に出ると、懐かしい富士山が。

思い起こせば、愛鷹山毛無山三ツ峠山和名倉山… 200名山は、富士の展望台が多かったなあ。。
221113富士山

221113乾徳山月見岩のあたりは、カヤト(萱の原)になっていて、岩の山頂が目の当たりになる。

明るく静かな光が降っている。
221113白峰3山カヤトの向こうには、雪を置いた南アルプスの峰々。

2004年9月に、白峰3山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を縦走。
間ノ岳で日本百名山を完登し、農鳥岳から大門沢に下りた。

あの日の農鳥岳が、200名山巡りの始まりでもあった。



221113乾徳山山頂6年の日々を噛みしめ、しみじみ登るうち、鎖場の連続地帯に。

最後の岩を乗り越し、祠のある山頂で、KさんYさんKonちゃんとがっちり握手。
今日この場所に立てたのも、皆さんのおかげ。


見晴らしのいい岩の上から眺める、360度。
富士や、南アルプス、秩父山地…
多くの200名山を数えながら、仲間や、家族や、そして生き続けてこられたことじしんに、感謝の気持ちでいっぱい。

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| 管理人 ぼっち | 日本200名山 | 05:53 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
11月の大坐小屋たより―200名山完登芋煮会
 乾徳山を下山、夕暮れに追われながら、愛車奥地君に走ってもらい大坐小屋へ。
200名山完登記念芋煮会を開催。
221113記念芋煮会Konちゃんが気を利かせてシャンパンを調達してくれた。
ぼっちが持ってきた日本酒の銘柄は、「八海山」。
難所オカメノゾキにばてたり、山伏に会ったり、あの山から、ぼっちの登山観は変わっていったのかも。

もちろん、大恩人Koさん、Yさんには、ぼっち特製記念湯呑を、(嫌でも)もらっていただきマシタ。



221114真弓翌朝、小屋の外に出てみると、落葉が進んで、明るくなっている。

200名山記念植樹というわけじゃないけど、マユミの木を植える。
その赤い葉や実を見るたび、200名山に明け暮れた幸せな日々を思い出すんだろうな。。


221114ママさんダンプ温かい「ほうとう」の朝食後、小屋じまい。
窓を磨いて、水抜きをして、ママさんダンプを戸口に置いて。

今度来る時は、もう雪だろうか。


| 管理人 ぼっち | 山小屋便り | 06:01 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
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